!!!概要 NetworkManagerはデスクトップやノートPCには便利だが、サーバ用途ではマルチセッションが出来ないなどの問題がある。 そのため、特に必要が無い場合はNetworkManagerを無効にして従来のネットワーク設定をする。 !!!NetworkManagerを無効にする systemctl stop NetworkManager systemctl disable NetworkManager !!!従来のnetworkを使う !!準備 pppoe を使う場合は、pppoe-setupの利用の有無にかかわらず rp-pppoe が必要。インストールされていない場合はインストールする。 yum install rp-pppoe !!デフォルトルートについて DEFROUTE=yes にするとそのインターフェイスがデフォルトのルートになる。 基本的に1つのインターフェイスのみをデフォルトルートにして、それ以外は DEFROUTE=no にする。 結果的にどんなルートになっているかは route コマンドで確認できる。 NetworkManagerのGUIの設定では「そのネットワーク上のリソースのためにのみこの接続を使う」にチェック外すとデフォルトルート扱いになる。 !!DHCP時にDNSを変更させない DHCPを有効にすると、DHCPサーバから指定されたDNSで/etc/resolv.confが書き換えられる。 DHCPが有効な状態でDNSを変更したくない場合は PEERDNS=no を指定する。 !!設定ファイル編集 /etc/sysconfig/network-scripts/ 以下に ifcfg-eno1 などの設定ファイルを作成する。 !例 NM_CONTROLLED=no TYPE=Ethernet BOOTPROTO=none DEFROUTE=no NAME=eno1 DEVICE=eno1 ONBOOT=yes NETMASK=255.255.255.0 IPADDR=192.168.0.1 HWADDR=xx:xx:xx:xxx:xx:xx IPV4_FAILURE_FATAL=no IPV6INIT=no !例2 TYPE=Ethernet BOOTPROTO=dhcp DEFROUTE=no NAME=enp7s0 DEVICE=enp7s0 ONBOOT=no HWADDR=xx:xx:xx:xxx:xx:xx PROXY_METHOD=none BROWSER_ONLY=no IPV4_FAILURE_FATAL=no IPV6INIT=no !例 PPPOE TYPE=xDSL DEVICE=ppp0 BOOTPROTO=dialup ONBOOT=yes USERCTL=no IPV6INIT=no PEERDNS=no PIDFILE=/var/run/pppoe-ppp0.pid FIREWALL=NONE PING=. PPPOE_TIMEOUT=80 LCP_FAILURE=3 LCP_INTERVAL=20 CLAMPMSS=1412 CONNECT_POLL=6 CONNECT_TIMEOUT=60 PERSIST=no SYNCHRONOUS=no DEFROUTE=yes USER="xxx@xxxxx" ETH=enp7s0 PROVIDER=OCN DEMAND=no !例 フレッツ情報サイト用 TYPE=xDSL DEVICE=ppp1 BOOTPROTO=dialup ONBOOT=yes USERCTL=no IPV6INIT=no PEERDNS=no PIDFILE=/var/run/pppoe-ppp1.pid FIREWALL=NONE PING=. PPPOE_TIMEOUT=80 LCP_FAILURE=3 LCP_INTERVAL=20 CLAMPMSS=1412 CONNECT_POLL=6 CONNECT_TIMEOUT=60 PERSIST=no SYNCHRONOUS=no DEFROUTE=no USER="guest@flets" ETH=enp7s0 PROVIDER=Flets DEMAND=no !!PPPOE接続用のパスワード設定 PPPOEの接続用パスワードは /etc/ppp/chap-secrets /etc/ppp/pap-secrets に保存されている。これを直接編集する。 例えば、フレッツ接続用の情報は以下のように編集する。 "guest@flets" * "guest" !!ツールを使って編集する場合 PPPOEに関しては直接設定ファイルを書き換える他に、ツールを使って設定する方法がある。 !設定 pppoe-setup 指示に従って答えていくと ifcfg-xxxx が作成される。また、接続用の情報が /etc/ppp/chap-secrets /etc/ppp/pap-secrets に書き込まれる。 {{category2 OS,Linux}}