http://www.usupi.org/sysad/210.html !!!SASL認証を活用する !!はじめに まず、SASLが何なのかということを、さらっと確認しておきましょう。 SASLとは、「Simple Authentication and Security Layer」の略で、 その名の通り、認証やセキュリティに関する処理(暗号化など)を行うための層です。 SASLを使用するアプリケーションなどは、 実際に使われる認証方式のことはSASLにまかせてしまうことで、 特定の認証方式に縛られなくて済むようになります。 具体的には、postfix や dovecot、svnserve など、様々なひとたちが、 SASLを使って認証を行うようになっています。 !!必要なもの まず、SASL認証を試すために、「saslauthd」というデーモンを動かそうと思います。 そのためにはパッケージを入れる必要があります。 Debian系の貴兄は「sasl2-bin」、 RedHat系の貴兄は…すでに入っている可能性もありますが「cyrus-sasl」 というパッケージを、apt や yum 等でインストールしておいてください。 # apt-get install sasl2-bin (Debian系の場合) # yum install cyrus-sasl (RedHat系の場合) !!動作確認 saslauthd が正しく認証するかどうか、 testsaslauthd というコマンドで確認したいと思います。 以下のように、「-u」オプションとID、 「-p」オプションとパスワードを指定して実行すると、 認証されるかどうかがわかるという寸法です。 # testsaslauthd -u ユーザ名 -p パスワード 認証に成功すると、以下のように、ほっとする文言が得られます。 0: OK "Success." {{category2 OS,Linux}}