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夢舟亭/浮想記(随想) ハリウッド版忠臣蔵「ラストナイツ」 2016年 05月20日 モーガン・フリーマンといえばアフリカ系(黒人)俳優としてこれほどまでに有名になった、まれな名優か。 その人がハリウッドで、忠臣蔵の欺かれる殿をやった。 となればさて、大石、と、吉良、の役は誰れ?とくるだろうか。 それは観てのお楽しみ。 で、この作品だが、やはりニッポンの歌舞伎十八番、忠臣蔵となれば、当然か、監督は日本人。 むろん日本人俳優も出ている。 忠臣蔵であれば、その眼目は。一言でいってしまえば「敵討ち」。 さてそれをハリウッド的に、いかに仕上げたのか。が、観るがわの興味だ。 そこがニッポン人としての自然な思いとなるわけだが・・・ とある中世欧州の小国らをまとめる大国の、副首相に欺かれ、殿を失う。 ある小国こそ、いわゆる赤穂であり浅野家。 そこからは、昼行灯大石的な「仇討の意志無き風」を装う荒んだ生活を送り、断絶となった御家同士の冷たい目を向けられる。 とはいえ、それに耐えてこその、忠臣蔵、忠誠の士である大石。立派なる「最後の騎士たち(ラストナイツ)」 のリーダーということ。 やがて見事本懐を遂げて・・・と相成るのは言うまでもない。 なんといっても忠臣蔵でござるによって、おのおのがたよ。 え、47名の最後は? 欧米的決着になるのか、ですか? それこそは観てのお楽しみか、と。 なにせ、エンターティメント、娯楽作品なのであるのだから、せいぜい幕の内弁当などご用意され楽しまれたし。 いよっ。もーがん! 日本一、いや世界一ッ! -*- ご参考: 「ラストナイツ」 <了> |
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