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夢舟亭
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夢舟亭/浮想記(随想)
 
 


  韓国映画「王になった男」
 
               2018年 07月14日


 
 韓国、朝鮮王朝の時代劇。
 
 平民の男が、王になりつつも・・・そのひと時の物語。
 
 王に似た者を探すというイントロで、影武者、を連想した。
 
 しかし、どっこいそうシンプルにコトは進まない。
 
 どんなストーリーでも、起・承・転・結があり、そこをいかに興味深く展開するかが妙味。
 
 この作品の見ごたえは、始めは”軽め”で、進むにつれてじわじわと製作者の主張が高まり深まる。この線はわたし好みだ。
 
 簡単にコトは運ばない。見る者の予測を裏切ってくれるところが”巧い”。
 
 終盤の各シーンで、国を治める王とはどんな資質が要るだろうか? という疑問を投げかけてくる。世界でも通用するその辺りが大人向け。
 
 今やハリウッドも仕事場となった男優の、使い分けた二役が活きていた。
 



 
                <了>



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