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夢舟亭
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夢舟亭/浮想記(随想)
 


 
  映画「プラハのモーツァルト」
                2018年 06月09日
 

 都市、プラハへの公演に出向いた作・指揮者の若い音楽家、今に言う天才、モーツァルトのあるエピソード。その映画化。
 
 誘惑のマスカレード、の副題もあるので、恋、が絡むことは想像できよう。
 
 とはいえ、そこはかの神童の青年期。すでに妻子のある身。
 
 この当時もすでに名声高きモテイケメン。
 
 それがプラハに来るというのだから人気沸騰で多くが心待ち。当時の音楽は大衆のもの。
 
 その地で彼は新作オペラを考案作曲する。
 
 それが「ドン・ジョバンニ」。今では少なくともクラシックファン、モーツァルトファンなら必聴の大作。
 
 ま、その内容ストーリーはといえば・・・ドンファンのこと。
 
 というだけで2018年の島国、ニッポン列島の民衆は非音楽愛好の士でも、充分了解か。お相手女性は500人、いや1000人にも。
 
 当然そのご当人男性はゼニや権力にものを言わせてのこと。
 
 となれば、その牙に噛まれて泣く女性数多。
 
 その悪牙成敗に挑むわれらが神童。
 
 そんなわけで、プラハ公演の一時期のエピソードが、「ドン・ジョバンニ」のヒントになった・・・というお話、その映画化。
 
 その真意は定かではないけれど、過去のモーツァルト物「アマディウス」とは異なり、なかなかのイイ男で、また”へらへら笑い”の無い極めてマトモなモテ男仕立て、なのでした。
 
 
            <了>



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映画「プラハのモーツァルト」


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