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夢舟亭/浮想記(随想) 米映画「ラビリング」 2017年 10月06日 世の中の流れを変える、ということは、決して簡単なことではない。 それは、前の日記の、映画『未来を花束にして』、の女性選挙権獲得を成した話にもいえるが。 そしてこの映画の真実を元に創られたこの作品もまた、歴史を変えた市民の話なのだ。 アメリカの歴史における恥ともいえる「人種問題」、古きを辿れば「奴隷制」、いや人身売買と言い加えるべきか。 その昔遥かアフリカの地から、アフリカの人たちを人間狩りして、すし詰め奴隷船で運び込んだアメリカ大陸の南部では、奴隷制を廃止した今に至るまで、人種差別の意識が、白人には強いとか。 それは昨今の国際ニュースでも時折報じられているほど。 1850年代のアメリカでは、アフリカ系(黒人)と白人の婚姻を法的に禁止する州が残っていたようだ。 その法によりこの主人公仲睦まじい夫婦も、異人種間の結婚、として迫害されて苦しむ。 家族の理解を助けにして、種々法を逃れるために住まいなど替えるなかで、合衆国の法に準じた対応を、州に求めるべきだと気づかされるのだが・・・。 はい、みなさん、まぁこの夫婦はいったいどうするんでしょうね。 この先は、作品を観て下さね、はい、さいならさいなら。 <了> -*- 米映画「ラビリング」 |
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