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夢舟亭
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夢舟亭/浮想記(随想)
 



  邦画「しゃぼん玉」
             2017年 11月03日


 直木賞作家、乃南アサ小説作品。その映画化だという。
 
 わたしはこの原作を読んではいない。
 
 棚のDVDラベルを読んで、お定まりの”お涙”かなとは思ったが、借りた。
 
 それには、市原悦子のマジな演技が観られるとの思いと期待。
 
 そのひとは、南の地方片田舎の独居老女が役回りだった。
 
 主役男優は若い心すさむ半端な生活者。罪まで犯して逃げて来た。
 
 その二人の農山村生活が話の中心に展開する。脇役陣も自然で、いい。
 
 ”キモ”見所は若者の闇の心の推移変遷だろうか。
 
 期待以上のリアルさが感じられた。もちろん市原悦子氏の演技、うまいなぁ・・・。
 
 テレビ番組などには安っぽさで嫌気がさして、ほとんど見もしないが、その点やはり映画、本気度というか気合がちがうもんでございますなぁ。
 
 
 
             <了>


 映画「しゃぼん玉」




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