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夢舟亭
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夢舟亭/浮想記(随想)
 


   映画『夜明けの祈り』
              2018年 04月11日



 実話、ポーランドでの修道女たちの物語。
 
 時は、第二次世界大戦末期。
 
 ドイツ軍が敗退した後にソ連軍が侵攻。
 
 そんな中である若い女医が、修道女たちの隠れ住む館に行くことになるのだが。
 
 そこで、修道衣の奥に彼女たちにはあってはならない懐妊という秘密を知ってしまう。さぁどう扱うべきか・・・。
 
 
 いつの時代でも、力のある者たち征服者らの貧欲ぶりは、傍若無人。
 
 とくに女性たちは、軍人らの積もり積もった欲望のはけ口となることが多いようだ。
 
 近年でも、隣国からの”慰安婦”と称するそうした役割の事実を数十年後の未だ、国際政治問題として突き付けられている例は、加害国としてのわが国民の多くにとって、周知の事実。
 
 この映画にもされた実話に限らず、世界に多く散在する実例なのだろう。
 
 そうした戦中のできるなら秘したいはずの真実を、映画化することの多い欧州の映画陣に拍手を送りたい。
 
 そして、さてこうした中で得た命、それらの行く末人生とはいかなるものであったのか・・・。
 
 そういう点も脳裏をかすめたのでありました。
 
 
 
                <了>


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