・・・・ 夢舟亭 ・・・・	夢舟亭 創文館（随想・エッセイ） 　 　　　SDGｓ考 　　　　　　　　　　　　　　2021年10月11日 SDGｓ。エスデージーズと読むらしい。 このところ世界的な話題として見聞きするでしょう。 ”持続可能な開発目標”（SDGs：SustainableDevelopmentGoals）というのだとか。 さらに遡ると、”ミレニアム開発目標”（MillenniumDevelopmentGoals:MDGs）　というものがあって、2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択されている、という。 さらには、”国連ミレニアム宣言”が、その基あるという。 そうした政府レベルのメっちゃ大きな目標を世界に向けて、国連が次々に掲げて、いったい何をどうしようということなのか？ とても一口には言えないほどの目標のボリュームだ。 が、どうやら各種多くの開発分野での、国際社会共通の目標ということか。 開発、とは新商品などの小さな枠の話ではないようなのが、お驚き。 ではどんな分野かといえば、以下の１７分野だという。 1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロ 3.すべての人に健康と福祉を 4.質の高い教育をみんなに 5.ジェンダー平等を実現しよう 6.安全な水とトイレを世界中に 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8.働きがいも経済成長も 9.産業と技術革命の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任・つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう ここで、おやっと思う。 地球環境に優しい技術開発、のことかと思っていたのだが・・・。 つまり、13番めの「.気候変動に具体的な対策」に関するものだけしか想像していなかったということ。 おう、この地上の人間社会が永遠に持続して行けるには何が要るのか、また不要なのは何かを世界の叡智結集の末に生み出した答えが、これらということか。 貧困や飢餓撲滅で健全な世界となり、そこですべての人に教育の機会。それにより争いを無くし。 そのためには上下水やクリーンなエネルギーはもちろん。 平等な社会で、働きがいと責任をもてるように。 それには人類が長く住み続けられるように、気候変動を起こすような資源の乱用を改め、陸も海も豊かな自然のままに。 世界皆が平和で公正な人類社会の中で、をお互いの目標にして実現に向かおうではないか。 と、まぁ、こういった趣旨なのかな、と思った次第です。（読んでよかったでしょ） とはいえ、現実わたしなどの日常をかえりみれば・・・。 やはり、当面は、資源の無駄使いの項が即引っかかる、というのが本音。 たとえば、家族らが、次々に売り出される新商品に飛びつくようにどんどん買い替えている。 メーカーや販売会社らの需要発掘の勢いは日々増すばかり。売らんかな商戦、ＣＭ合戦。 で、買い替えの要不要を考える間も与えられず、選択権もなしに。 「使えなくなりますよ」と脅され、扇動されているようなのだ。 かくして、もったいない世代の我が家には、まだ稼働するのに使い古しとして、持ち込まれ置いてきぼりになり、積み重なる一方。 「捨てるしかないけど。どう、よかったらちょっと使ってみる？」　と。	・・・・ 夢舟亭 ・・・・
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