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夢舟亭
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夢舟亭 創文館(随想・エッセイ)
 


   米『華氏119』
                  2019年07月18日

”911”といえばアメリカはニューヨークの高層ビル2つをテロ攻撃された日。
では”119”は?

といえば、アメリカの悪夢の始まった日?

そんな言葉もあながち悪いジョークといえないと感じる、昨今の世界情勢。

ほぼ毎日世界の報道番組に見られるあの金髪のおっさんの顔。
どこかに問題発言をぶつけては裏でしっかりゼニをアメリカにかき集めているオトコ。

この映画はそのオトコが何かの間違いか悪い冗談に弾みがついてしまった落し児のように描かれている。そう、大統領になっちまった、そのことが。

とはいえ、映像はすべてが実像であり非創作のホンマ物。

なにせあのマイケル・ムーア監督が真正面からトランプに挑んだドキュメンタリー。

これほど明確にトランプなる人物の”おバカさ”を証明してしまってイイのかと思うのは、ヤジで捕縛されちゃう狭量非民主主義なるニッポン政治の住人だからか。

そこはアメリカの懐の広さ深さなのだろう。

次々に大統領殿をアメリカ政界をアバいてゆく。

ついでに、トランプを切り裂いたその鋭敏な冴えは、過去の大統領らをもなで斬りにしているから凄い。

この監督に政治は格好の作品材料なのだと、今回もまた感じたのでした。

政治に幻滅を失望を感じないうちに、幕!





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