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夢舟亭
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夢舟亭 創文館(随想・エッセイ)
 



   国歌と音楽の話
            2021年08月12日

 聞くところによるとだが・・・

 ROC(ロシアオリンピック委員会)という名のもとに参加したオリンピック選手たち。

 それらは、オリンピックの出場違反をしたから、国を代表する選手としての権利をもらえなかった、から。
 それで、R・O・C。とした旗のもとに出場、したという。

 となり、さらにこれも聞くところで、なのだが。
 彼ら選手らが上位3位になっての、表彰式において。
 本来なら自国国旗掲揚は無く。ともに奏されるはずの国歌も、無し、だという。

 ではどうしたのか。ROC選手は3位以上の種目がなかったのかな・・・。

 いや、どうもそういうことはなく。
 表彰式もあったらしい。

 で、そのときの国歌は・・・。
 ピアノ協奏曲、チャイコフスキー作曲のあれ、のようだ。
 粋ですね〜。たまりませんね〜。

 ニクイです、この選曲。いや素晴らしい!
 競技種目はともかく、ぜひ聴いてみたかった、觀てみたかったデス。

 これは選手たちで選んだのか、どうか。自国の誇りとする作曲家、その名曲を。

 ま、それは置いといて。

 思えば、五輪憲章を読むまでもなく、何となくこれのほうが趣旨に則していそう。

 いっそのこと、世界の国々が、自国の旗など背負わずに、この考え方でやったらイイね。

 だいいちあの曲が好きだから、ぜひこの選手たちに勝ってほしい、などと思っちゃいます。

 たとえばわたしなら・・・

 アメリカだったら、フォスターの”峠の我が家”かな。それとも”聖者が街にやってくる”。

 作曲者でいうなら、モーツァルトならオーストリア。”アイネ・クライネ・ナハトムジーク”で。
 ベートーヴェンならドイツか。さすがに”運命”では硬いから、”エリーゼのために”。
 フランスなら、シャンソンから”バラ色の人生”か、”愛の讃歌”か。
 イタリアならパバロッテで”帰れソレントへ”。
 イギリスはビートルズ曲から・・・

 どうです、コレってイイよねぇ。なんといっても楽しい。
 五輪改革のイチ番目にぜひこれを。

 では、わが日本だったら?





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