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夢舟亭
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夢舟亭 創文館(随想・エッセイ)
 


    BS-p「シカゴメッド2」
               2020年01月26日

 シカゴメッド(ChicagoMed)、とは、シカゴ市のメディカルセンターの約語かな。
 つまりは病院。その緊急医療チーム。
 そのドラマ。
 ということは、アメリカTVドラマ、のシリーズもの。
 NHKBSプレミアムでの週一放映だがNHK制作ではない。
 
 そうした緊急医療ドラマといえば、先年のアメリカTVドラマの「ER」、1994年から2009年アメリカ放映されたあれが有名で、内容も素晴らしかった。
 正式には『ER緊急救命室』。
 以後国内外で影響を受けた医療ドラマが制作されたようだ。

 あのERを、さらに今風にしたといえば良いか。
 言替えれば、よりヒューマン性を磨いたと感じる。

 だからつい”うるっ”とくる。そこがいいのです。
 とはいえ、変に甘いどこかの島国ふうな人情劇という創りではないのがポイント。
 あくまでも、突き放すところは冷酷に現実的に医学的に。

 そういう面が、老若医師相互の協力関係や意見の対立にも、医師と患者とのやりとりにもしっかりとウソぽさなく描きこまれている。
 だから”失敗もする”し悩みも多い、生身の医師たちです。

 そうした各シーンにセリフでは表せない表情の演技がいい。
 セリフ言葉は少ないかも。そしてむやみに叫ぶ声も少ない。でも説得力はある。
 そして、これは放映するNHKの点数だが、日本語訳と声優がドラマを引き立てていることは間違いないかも。もちろん元が良いからではあろうけれど。

 前の「三国志」が中国、というので、こちら「シカゴメッド2」は米国。
 いかにも現代世界のトップをゆくお国の、演劇を楽しむ図式にはなってたが。
 これもまたそれぞれのお国の元気度やお国柄、いわゆる両国の芸術文化面の”今”を楽しませていただけたことは、両国に感謝、感謝!

 ま、ドラマは観てみなければ、分からない。
 興味のある方は、ということか、と。



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