MS-DOSの時代から用いられてきた方式(現在ではベーシックディスクと呼ばれる方式)ではプライマリパーティションと拡張パーティション上の論理ドライブの関係が明確に分かれていたが、ダイナミックディスクでは両者が区別されることはなく、シンプルボリュームと呼ばれ、ハードディスクをシンプルボリュームとしてアクティブ領域にした後にフォーマットすることでディスクドライブとして利用可能となる。
シンプルボリューム
ベーシックのハードディスクと同じ扱い。特徴もない。
スパンボリューム
物理的に複数台あるハードディスクを1ドライブとして認識させる。ハードディスクの融合は、各ハードディスクの余りを有効に使える。2台以上のハードディスクがないとスパンボリュームにはアップグレードできない。
ストライプボリューム
ハードディスクに分散書込することで処理速度を高めるもの。複数のユーザが1つのドライブにアクセスをする場合に有効であろう。2台以上のハードディスクがないとストライプボリュームにはアップグレードできない。
ミラーボリューム
同時バックアップ。20GB×2台をミラーボリュームにアップグレードすれば、使用できる容量は20GBで、残りの20GBはバックアップ用として使われる。つまりハードディスクが実質書き込める容量は減るということ。2台以上のハードディスクがないとミラーボリュームにはアップグレードできない。
RAID-5ボリューム
ミラーボリュームのさらにセキュリティアップしたもの。本格的なRAID構成と似ている。3台以上のハードディスクがないとRAID-5ボリュームにはアップグレードできない。ここまでするならRAIDカードを買って、ハード的にRAID構築すればいいと思う。
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最終更新時間:2009年12月15日 20時54分51秒