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夢舟亭
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夢舟亭 創文館(随想・エッセイ)
 


  『グッド・ドクター』を観る
                2022/12/10


 衛星放送BSに「BS松竹東急」(2022年開局:260ch/現在無料)が現れたのを秋に知った。

 私的になんとも嬉しいのは、過去の「松竹新喜劇」のステージが観られること。藤山寛美の名演が懐かしくも楽しく、そして可笑しい。

 当時の昭和世相をちょいとアドリブで取り込んでは、笑いを集めていたりする。
 享年60歳(1990年)とは惜しい人を亡くしたものだ。と、懐かしい名演技を楽しんでいる。

 とまあ、新局「BS松竹東急」はそれだけでも美味しいのに、表題『グッド・ドクター』がまた良い。
 こちらはアメリカ制作。医療現場のお話。

 医療もの、というと、その先駆は「ベン・ケーシー」があった。1960年代だからかなり古い。
 その後「ER緊急救命室」が1990年代に。これがまたヒット。
 なにせ、SF映画でスピルバーグと組んだマイケル・クライトンが制作だから、気合が入っておりハンパじゃなかった。
 この作品から映画界へ進んだ俳優もあったほど。たとえばジョージ・クルーニー、ほか。

 複数15シリーズ続け、わが国でもNHKが衛星で放映。
 私も夢中になった。これは最高だと。
 日本でもこの影響で類似医療ものがあったようだが。

 で、話は今回の、グッド・ドクター(2017年)。
 日本では『グッド・ドクター 名医の条件』となっている。
 先に2013年韓国でのドラマ、がヒントになっているとか。
 で、日本でもドラマ化というが、私は「BS松竹東急」のこの放映でお初。

 主人公が医師、は当然の話だが、これがなんと自閉症を患っているという。
 とはいえ、並外れた記憶力の持ち主。サヴァン症候群というのだそう。
 たしかアメリカ映画『レインマン』(1988年)でダスティン・ホフマンが演じた役も。

 このグッド・ドクターでは、患者の病状や仕草から、埋もれて隠れた病の本質を見抜く。
 同僚医師たちに驚かれ、命の危機から生還患者からは当然の、感謝。
 ドラマとは言え、そうした彼を医師として許容する病院の運営方針に、観るこちらが驚く。これがアメリカなのか、と、

 とはいえ、主人公の能力への不安視、外科医として限界があろうと思う上司は少なくない。
 そうしたなかで当の主人公は……。

 いやこの先は私もまだ観ていないのであります。
 楽しみたのしみ。


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参考まで(マイ・エッセイ)


寛美と寅次郎(2008年 1月11日):

ER観た?(2016年07月09日):







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