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NetworkManagerを無効にする

概要

NetworkManagerはデスクトップやノートPCには便利だが、サーバ用途ではマルチセッションが出来ないなどの問題がある。
そのため、特に必要が無い場合はNetworkManagerを無効にして従来のネットワーク設定をする。

NetworkManagerを無効にする

systemctl stop NetworkManager
systemctl disable NetworkManager

従来のnetworkを使う

 準備

pppoe を使う場合は、pppoe-setupの利用の有無にかかわらず

rp-pppoe

が必要。インストールされていない場合はインストールする。

yum install rp-pppoe

 デフォルトルートについて

DEFROUTE=yes

にするとそのインターフェイスがデフォルトのルートになる。
基本的に1つのインターフェイスのみをデフォルトルートにして、それ以外は DEFROUTE=no にする。
結果的にどんなルートになっているかは route コマンドで確認できる。

NetworkManagerのGUIの設定では「そのネットワーク上のリソースのためにのみこの接続を使う」にチェック外すとデフォルトルート扱いになる。

 DHCP時にDNSを変更させない

DHCPを有効にすると、DHCPサーバから指定されたDNSで/etc/resolv.confが書き換えられる。
DHCPが有効な状態でDNSを変更したくない場合は

PEERDNS=no

を指定する。

 設定ファイル編集

/etc/sysconfig/network-scripts/

以下に

ifcfg-eno1

などの設定ファイルを作成する。

NM_CONTROLLED=no
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=none
DEFROUTE=no
NAME=eno1
DEVICE=eno1
ONBOOT=yes
NETMASK=255.255.255.0
IPADDR=192.168.0.1
HWADDR=xx:xx:xx:xxx:xx:xx
IPV4_FAILURE_FATAL=no
IPV6INIT=no

例2

TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=dhcp
DEFROUTE=no
NAME=enp7s0
DEVICE=enp7s0
ONBOOT=no
HWADDR=xx:xx:xx:xxx:xx:xx
PROXY_METHOD=none
BROWSER_ONLY=no
IPV4_FAILURE_FATAL=no
IPV6INIT=no

例 PPPOE

TYPE=xDSL
DEVICE=ppp0
BOOTPROTO=dialup
ONBOOT=yes
USERCTL=no
IPV6INIT=no
PEERDNS=no
PIDFILE=/var/run/pppoe-ppp0.pid
FIREWALL=NONE
PING=.
PPPOE_TIMEOUT=80
LCP_FAILURE=3
LCP_INTERVAL=20
CLAMPMSS=1412
CONNECT_POLL=6
CONNECT_TIMEOUT=60
PERSIST=no
SYNCHRONOUS=no
DEFROUTE=yes
USER="xxx@xxxxx"
ETH=enp7s0
PROVIDER=OCN
DEMAND=no

例 フレッツ情報サイト用

TYPE=xDSL
DEVICE=ppp1
BOOTPROTO=dialup
ONBOOT=yes
USERCTL=no
IPV6INIT=no
PEERDNS=no
PIDFILE=/var/run/pppoe-ppp1.pid
FIREWALL=NONE
PING=.
PPPOE_TIMEOUT=80
LCP_FAILURE=3
LCP_INTERVAL=20
CLAMPMSS=1412
CONNECT_POLL=6
CONNECT_TIMEOUT=60
PERSIST=no
SYNCHRONOUS=no
DEFROUTE=no
USER="guest@flets"
ETH=enp7s0
PROVIDER=Flets
DEMAND=no

 PPPOE接続用のパスワード設定

PPPOEの接続用パスワードは

/etc/ppp/chap-secrets 
/etc/ppp/pap-secrets 

に保存されている。これを直接編集する。
例えば、フレッツ接続用の情報は以下のように編集する。

 "guest@flets"   *       "guest"


 ツールを使って編集する場合

PPPOEに関しては直接設定ファイルを書き換える他に、ツールを使って設定する方法がある。

設定

pppoe-setup

指示に従って答えていくと ifcfg-xxxx が作成される。また、接続用の情報が

/etc/ppp/chap-secrets 
/etc/ppp/pap-secrets 

に書き込まれる。

[カテゴリ: OS > Linux]

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最終更新時間:2018年09月23日 17時52分03秒