localeとtimezoneの変更

参考

https://zenn.dev/kumamoto/articles/51bf0893620f0c
https://linuxfan.info/locale-variables

Timezoneを変更

 注意

tzdataをインストール時にインタラクティブにタイムゾーンを選択する画面になることがある。dockerfile等でサイレントでインストールしたいときは以下の環境変数を使う

DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt install -y tzdata

 方法1 /etc/localtime を書き換える

必要なもの

• tzdata
• または他からコピーしたtimezoneのファイル(補足参照)

設定

cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

補足

/etc/localtime

を書き換える方法は、tzdataは必須ではなくファイルがあれば良い。
alpine等でtzdataがない場合は他(ホストPCとか)からファイルをコピーしてもよい。

 方法2 tzselect を使う

tzdataに含まれるtzselectコマンドを使ってユーザごとにtimezoneを変更する

必要なもの

• tzdata

設定

tzselect

を実行し、質問に答えると設定するべき環境変数が表示される。それを.bash_profile等に記載する

TZ='Asia/Tokyo'; export TZ

とか。

 方法3 dpkg-reconfigure tzdata を使う

dpkg-reconfigureが使えるdebian系で利用できる方法。

必要なもの

• tzdata

設定

dpkg-reconfigure tzdata

を実行し、質問に答えるとtimezoneが変更される。

 方法4 timedatectl を使う

必要なもの

• systemdの環境

timezoneの確認

timedatectl status

timezoneの変更

 timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

このコマンドで

/etc/localtime 

のリンク先が変更される。

設定可能なtimezoneの一覧

timedatectl list-timezones

localeを変更する

 設定されているlocaleの確認

locale

 設定可能なlocaleの確認

locale -a

設定可能なlocaleがない場合は以下の方法でlocaleを作成する

 方法1 localedefでlocaleを作成する

必要なもの

• /usr/share/i18n/charmaps ファイルがあること
• begian系は locales を追加すると上記ディレクトリが作成される

設定

locale-gen ja_JP.UTF-8

または

localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP.UTF-8

で作成できる。locale-genはlocaledefのラッパ。

 方法2 language-pack-ja を使う

debian系で利用できる。dockerではupdate-localeは効かない。

sudo apt -y install language-pack-ja
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF8

 方法3 dpkg-reconfigure locales を使う

必要なもの

• locales

設定

debian系で利用できる。

dpkg-reconfigure locales

 方法4 localectl を使う

必要なもの

• systemdの環境

ロケール確認

localectl status

利用可能なロケールの確認

localectl list-locales

ロケール設定

sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8

[カテゴリ: OS > Linux]