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  減考揺思#118 (2025/05/10)

 武力により現状を変更する。
 という言葉が昨今報じられる。

 過去何千何百年の人間歴史にのこる戦い。
 そのほぼ総てが武力闘争、民族の殺し合い。
 兵数が勝敗を分け、石斧や槍。弓や投石機、馬や馬車、爆薬や銃砲から毒ガス。飛行機からミサイルそして宇宙から情報戦へ。

 科学技術その進歩が、人間社会を近代化してきたことは事実。
 人間の創造力の素晴らしさには驚くばかり。
 しかしながら技術の多くが、国の威信をかけた国防侵略植民化の武器アイデアであったか。
 より強力な、矛、それを阻止する、盾。さらにその上へとアイデア競争。

 その究極はといえば、わが国では未来永劫忘れるわけにはゆかない「核」兵器、原子爆弾。
 核融合とか放射能という身の毛もよだつあれを伴う最強兵器。自爆原発被害まであった。

 今ではこれを地球の裏側までも極めて高速正確、ピンポイントで打ち込める。
 地球人類を皆滅せしめるそれが今地上に1万発を超え備えてあるという。

 戦力を強化するとは殺傷性能の大幅な向上、その競争。つまりはより多くの命の破壊力。
 21世紀の現代も絶え間なくこの競争が図られ続けている。
 いや今だからこそこの努力が欠かせないと。
 使えないが持てば敵を威嚇し抑止できると。

「ああ、人間はついにヤってしまったか・・」とはSF"猿の惑星"で生き残った者の呟き。
 人類自滅へ、分かっちゃいるけど止められない盾と矛の開発競争はまだ続く。
   
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